楽園の火葬場

ほぼ映画感想

ダンケルク/レミ二センティア/ブライト みた

イナリです。

味噌汁にキムチ入れると美味しいことが判明しましたので報告します。

 

今回は3本一気に見ましたが案の定頭がパンクしているので短文かつ明快に

済ませていけたらいいなと思っています。

映画一気に見るなというハナシですが一気に見るといい浮遊感が得られるので

やめれませんね。映画館でやると尻が痛くなるのでタオルか上着かで保護するのが

いいです。尻を。

 

以下ストーリーのネタバレなどを含みます。

 

ダンケルク

 

昨年公開された映画であり、ロシアに短期留学していた時に観た個人的に

印象深い映画。ロシア語版だと「Дюнкерк(デュンケルク)」。

といっても異国語であるので鑑賞直前に観たポスターのあらすじをさらっと読んだまま観た映画のため内容を深く理解していなかったが、あまり知らずとも脳に刺さる映画を作れるのはすごい。

 

ストーリーはダンケルクの戦いをもとに、日に増すドイツ軍の侵攻に怯えながらも故国へ帰ることを祈る英仏軍の軍人たちの話。(雑ですまない)

 

全体的に青い。鈍色の空も、救援を待つ英仏軍も配色が青い。

そのため炎などの鮮やかな色が余計に目立つ。

この映画、ひとの希望を見事に打ち砕いていく。助かった瞬間に波に引きずられるように戦場へと戻される兵士たち、空戦で着水しても脱出ができない、戦場ではないのに死ぬひとなど。

個人的に好きなのは最後の敵戦闘機が来て死を受け入れるように瞳を閉じるシーン。

死を受け入れるひとの顔が良かった。

そのシーンの蒼さと、そこから一気に色彩が鮮やかになっていく様子も見どころ。

 

レミニセンティア

気になっていた映画。

記憶を消すことのできる作家がある日自分の娘の記憶を失っていることに気づき、また忘れることのできない「超記憶能力」を持つ女性が目の前に現れ…というあらすじ。

 

記憶を消すことができる作家の夢と現実を行き来するようなハナシ。

彼は依頼者の話をもとにペンを走らせるが、そのメモは本物。しかし登場人物は作家の頭の中で作り出したものだという。

伏線があったりするので楽しく見ていた。5感を使って自らの娘を「作り出した」作家の本物に会うと思われるラストシーンや、映画の不思議な雰囲気が良かった。

 

ブライト

Netflixオリジナル映画。

あの…開幕オークだのエルフだのファンタジ〜と魔法と種族パンチ喰らってテンション上がらない人間種族いるんですか?最高ですよ

ヒトの警官と警官の中では初の純潔ではないオーク警官が核兵器並みの威力を持つ魔法のワンドを狙う抗争、それを操るエルフ少女に出会い…という話

 

種族という壁を越えてともに戦う系かな?と思いきや人間やエルフ、オークの種族間の断絶が食い込んでいる。時に煩わしいがバディとして成長していく異種族間の交流はいい。

オークは全体的に治安が悪くギャングや独自のコミュニティを持ち、大してエルフは高級な衣服に身を包む高貴な種族。

これだけじゃなく警官の中にケンタウロスがいたりする。やばい、しかも魔法が科学に潰されることなく生きているのもヤバイ、ストーリーもだがモブや世界観にウットリしてしまえる。ピクシーもいるならユニコーンいたりするんじゃないだろうか?

 

相棒のオークニックは他のオークと違い、同族からも人間からも除け者にされる青年だが偏見の目に屈することなく警官であれと己を持っているアツい男である。

パートナーである人間の警官ダリルも差別的に彼を罵るも、いざ責任を彼に押し付け殺そうという状況になるとかばう、というよりその行為を許せないと話す、己の正義を持っている。

異なる人種間によって浮き彫りにされた断絶は、我々の現実世界とそう変わりはしていない。この作品内だとさらに「エルフ専用道路」と分けられていたりするが、こちらの世界のトイレだとかもこれに当てはまる気がする。

 

簡潔にするつもりだったが長くなってしまった、もっと短くパーーーとかける

ように精進します。

今回はここまで、次回はグロ系とか紹介できたらいいですね。

イナリ